院長 重原哲也
院長の重原です。医者は、病気を抱えて苦しんでいる、あるいは悩んでいる方々を多く診ることで、慣れっこになっています。
ある意味、慣れていなくては、経験していなくては、仕事にならない面もあります。しかし、患者様自身は、新たな症状が出る度に、都度不安に襲われているのです。医者にとって頻繁に診る症状であっても、患者様にとっては初めての経験なのです。
私自身も親を癌で患い、亡くしています。その時、親の担当医師と家族側の立場として話をするにつけ「医者は慣れっこになってはいけない」とつくづく実感しました。
しかし、慣れっこになったこと、経験してきたことで、医者は不測の事態に不安を抱えている患者様やそのご家族様に、適切なアドバイスを提供できるという側面もあります。さらに、検診で異常を指摘されても全然不安を抱えない方々にも、今後自分自身がどういう事態に陥る可能性があるのかを実感していただけるように役立てられると思います。
堅苦しいことが苦手なのでくだけた文章になってしまいしたが、皆様のホームドクターとしてしっかりやらせていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。
上毛大橋クリニック 院長